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CaF2 Cap

製品概要

山村フォトニクスでは、紫外から赤外(~9μm)までの透過率に優れたCaF2を窓材として使用したTO-Capを開発しています。元来、CaF2と金属の接合は、その熱膨張係数差が大きいことから低融点ガラスでの接合が困難でしたが、親会社である日本山村硝子が開発した樹脂材料「ハイブリッド材」を接合材として用いることで、膨張係数差による残留応力を柔軟性のある接合層で吸収し、一定の気密性を保ちつつCaF2と金属缶を接合することが可能となりました。
CaF2は、光学コーティング無しの状態で紫外から赤外までの広範囲に渡って透過率90%以上という良好な光学特性を有することから、例えば、従来、光学コーティング付きのGeを窓材として使用していた量子カスケードレーザーなどの中赤外線波長領域(4~9μm)用途向けキャップに比べ、コストダウンが期待されます。

開発中スペック

サイズ:TO-5、TO-8、その他
窓材:CaF2(単結晶)
金属缶:Kovar、SUSなど
気密性:1×10-8Pa・m3/s程度
透過率:T>90%@ ~9μm(光学コーティング無し)
耐熱温度:250℃(大気中)

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